BL小説感想, 切な系

ボーイズラブ・レビュー

夕映月子さんの新刊です。
新刊というにはちょい日が経ってますがそこはご愛敬ということで。

彼女の作品は、けっこう刊行スピードがゆっくりで特にデビュー作から2作目までが長くて、私は一人でハラハラドキドキしていたのでした。
デビュー作は「天国に手が届く」で、登山ものBLでした。
これが……↑前のブログに飛ぶんですが、読んでいただければ分かると思うんですが、好みドンぴしゃだったんですよねー。
お話の内容もそうなんですけど、文章に漂う空気がすごく好みで、もっと読みたいって思っていたのです。

で。
そでで、ですよ。
今回のこの本、実は夕映さんのデビュー文庫の前の雑誌掲載作に加筆修正+書き下ろしが加えられた1冊なんです。
デビュー作と同じく山を舞台にしたボーイズラブなんですが、ずーーーーっと文庫になってなくて、私はなんとかゲットした雑誌の作品を読んで、

ここで終わるんかよ!!!!!!!

って悶えてゴロゴロして、続き、続きくださいはやく……状態のまま年単位で正座待機していたのですね。
それがようやく報われたのです。

うん、やっぱりBLだからね、BLなんだから必要なことっていうのはあると思うんだよねうん!

以下ネタバレ妄想注意!