雑記

このBLがやばい! 2016年度版 (Next BOOKS) このBLがやばい! 2016年度版 (Next BOOKS)
NEXT編集部

宙出版 2015-12-11
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今年も残すところあと1週間と少し。
皆様におかれましては読み残したBLなどはございませんでしょうか。
私は文字通り山ほどあります……昨年から私生活がとんでもなくバタバタしまして、未読本が一般書籍BLを問わずの大惨事でございます。
時間は捻り出さねば手に入らないという厳しい現実を実感し続けた年でありました。
一人暮らし経験もほぼない状態から結婚して引っ越し、仕事も続けて家のことを振り回してると、いったい世の中の共稼ぎの腐女子先輩方はどーやって読書タイムを捻出しているのか正座して拝聴したい気分になります。みんなすごいね……。
それでも数ヶ月ほどとったんばったんやってると、それなりに時間も見つけられるようになるものです。
本部屋、まだ開いてない段ボールが数箱あるけど!

で、その1年のBL読書の中から小説とコミックスをそれぞれ5冊、チョイスさせていただいております。
上位はベテランが揃ってますね……という感じです。
今年はまだデビュー間もない作家さんの小説を1作品、選びました。

何度でもリフレイン (ディアプラス文庫) 何度でもリフレイン (ディアプラス文庫)
安西 リカ 小椋 ムク

新書館 2015-02-07
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すっと身体に入ってくる読みやすくてきれいな文章がまずとても好みで、あと再会ラブというところがツボにはまりました。
学生時代→社会人という大きなタームポイントを経ての再燃なのです。
安西リカさんの本はいま揃えて読み進めているところで、新刊も買ってあります。
年末年始に読む!

雑記

このマンガがすごい! 2016 このマンガがすごい! 2016
『このマンガがすごい!』編集部

宝島社 2015-12-10
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今年も、本年度のおすすめオンナ向けを5冊選ばせていただきました。
ランクインに今年はちょっと被ったかな……。

ところでそれはおいといて、というか本を読んでいただくとして、それとは別に私が今禿げ上がるほどオススメしているタイトルを全力で推しておきたいと思います!!!!
ボーイズラブじゃないんですけど……BLはBLで、ヤバイの方でランキングに参加してますのでそちらに譲るとして。

将国のアルタイル

将国のアルタイル(1) (シリウスコミックス) 将国のアルタイル(1) (シリウスコミックス)
カトウコトノ

講談社 2008-04-23
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このシリーズがもうここ数年、本当に大好きで齧り付いて読んでおりまして。
鷹使いとか騎馬民族とか国の興亡とか少年将軍とか、もう萌要素がこれでもかと言うくらい詰まりまくってる戦記系ファンタジーです。絵も綺麗です。16巻まで出ていますが、とりあえず3冊! 読んでみませんか!!!!
マフムートという鷹使いの天才少年将軍が主人公なんですけど彼がもう格好良くて可愛くて愛しくて、地面を転がりまくってしまいますよ。アニメになったら円盤特典付きで全部揃える自信がある。誰か早くアニメ化してください!!!!

一度戦争に負けて壊滅的な被害を受けたトルキエ将国。
先の戦争で両親を殺された少年が、二度と戦いを起こさないためにと平和を守るため軍に入って将軍に出世して、それでも始まってしまった戦争を終わらせるために戦う物語です。
茅田砂胡さんとか田中芳樹とかそのあたりが好きなら相当な確率でツボにはまると思います。
これからも周囲に全力で普及する所存です。

エンバンメイズ

エンバンメイズ(1) (アフタヌーンコミックス) エンバンメイズ(1) (アフタヌーンコミックス)
田中一行

講談社 2014-11-07
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これもめっちゃ面白いですよ。
頭おかしいダーツマンガです。
文字多いですけど、クセになって絶対、新刊が出る度に数回読み返し&1巻から通しで再読してます。
ダーツこんなに奥が深いのか……つーかダーツってスポーツのハズなのになんでこんな毎回デンジャラスな展開になって、億単位の金が動いて、普通に死人が出るんですか……。
いやもう、とにかくなんか、作者の脳みそどーなってんだって思いながら、私は田中一行先生の信者です。

とにかくこの2タイトル。
ホントにオススメ。
あとだれか、将国のアルタイル本作ってくれませんか……ぴくしぶにもほとんどないんですよ誰か……。

そしてもう1タイトル。
王様達のヴァイキング

王様達のヴァイキング 1 (ビッグコミックス) 王様達のヴァイキング 1 (ビッグコミックス)
さだやす 深見 真

小学館 2013-07-03
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PCのこと以外はほんっとーに何もかも駄目な超絶天才ハッカー少年が、イケイケ投資家とタッグを組んで化学反応を起こしていくPC冒険マンガです。
これもここ数年ずーーーーっと楽しみに追いかけ続けてる作品です。
あんまりランキングとかにはあがってこないんですけどこれも本気のオススメです。

みんなもっと読めばいいのにって世界の中心で叫びたい!

【お知らせ】
この度、このブログの更新通知やBL・一般の読書関連の話題をメインにしたtwitterアカウント「@AKMI00」を作りました。これまでのアカウント「@AKMI0」が内容ごちゃ混ぜでカオスになってきたのでこちらに鍵を掛け、ブログ公式アカウント的な位置づけのアカウントを作ろうと思ったのです。更新通知等は元の鍵アカからRTするつもりです。二次関連の話題も元のアカに投下します。これからもどうぞよろしくお願いいたします!

BL小説感想, 学園もの

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パブリックスクール: -檻の中の王- (キャラ文庫)
樋口 美沙緒
徳間書店 (2015-10-27)
売り上げランキング: 202,450

パブリックスクール: -群れを出た小鳥- (キャラ文庫)
樋口 美沙緒
徳間書店 (2015-11-27)
売り上げランキング: 67,251

ボーイズラブ・レビュー


樋口 美沙緒さんの2冊に渡って描かれたイギリスはパブリックスクールの由緒正しいボーイズラブです。
もうBLでパブリックスクールといえば風と木の詩という超名作古典が浮かびますが、こちらもなかなかの読み応えでした。
発売とほぼ同時に買っていたのですが、仕事が忙しくて結局、2冊同時に読んでしまいました。

不安定かつ未完成な年頃の男子たちが繰り広げる愛憎劇……学園モノBLが大好物な私にはたまらない設定でございます。
そしてイラストも作品とマッチしていて素敵な雰囲気でした!
というか、2冊目の「群れを出た小鳥」まで待った人、さぞ焦らされたことでしょうね……。

以下ネタバレ妄想注意!

BL小説感想, ファンタジー

白雪姫の息子 (角川ルビー文庫)
犬飼 のの
KADOKAWA/角川書店 (2015-10-31)

ボーイズラブ・レビュー


いやーもうね、蒼穹のローレライの直後にこの作品を読んでね、ボーイズラブというジャンルの懐の深さにしみじみしてしまいましたね。
前者がドシリアスのヘヴィー級BLなら、こっちは濃厚官能エ口童話BLで、作風とかテンションの落差に目眩がするかと思いました。
すごいね……海のよーに広くて深いわ……。

タイトルからド直球なんですけど、童話ベースのギシギシ満載BL@近親ラブものでございます。
ちゃんと王子様出てきますよー。
相手がお姫様じゃなくて男なだけですよー!
あとイラストが表紙から色気ムンムンです。

以下ネタバレ妄想注意!

BL小説感想, 切な系

蒼穹のローレライ (Holly NOVELS)
尾上 与一
スコラマガジン(蒼竜社)

ボーイズラブ・レビュー

ついにシリーズ名が付いたこの一連の作品群。
この作品も含めて4冊ありますが、すべて第二次世界大戦の戦時中が舞台となっております。
1冊目:天球儀の海 / 2冊目:碧のかたみ / 3冊目:彩雲の城
↑旧ブログの感想に飛びます。
1945シリーズというある意味ド直球な名称を戴いた作品群です。
これは4冊目ですが、どれも1冊完結なので、この作品から読んでも大丈夫です。
2冊目の碧のかたみのペアがちらっと出てくるので既読だとちょっと楽しいかも。

そういえばBLの表紙ってだいたい受攻ペアで構成されることが多くて、ピンって滅多にないんですが、今回の表紙はドンとひとり、仁王立ちになっている絵でした。ボーイズラブでピンの表紙って、大物作家さんしか許されないイメージがあって、尾上与一さんすごいスピードで上り詰めたな……って勝手に感嘆しております。

さて、このブログの感想は全部ネタバレですが、この下からはホントに初っ端からネタバレぶちかましてますのでご注意くださいね。

以下ネタバレ妄想注意!

腐女子と家族たち

あるっつーか自分のことですが。
いままで散々、家族のことをネタにしてきたので、自分のこともさらっと書いておこうかなと思い立ったので勢いだけで書きます。
全部終わるまで何も書かなかったのは、自分のパーソナリティを鑑みるに、ネタにすると結婚相手探しよりネタ探しに熱中してしまうことが目に見えていたからです。

こんなブログ(ひたすらBL作品の感想を書き連ねるブログだ)をやってるくらいなんで、私の世界は基本的にボーイズラブを中心に回っています。
今までに買ったBL関連書籍の数など数えたこともありませんし、年3~4回は上京してイベントで同人誌を買い漁り、休みの日は腐った友人と遊ぶか引きこもってひたすら読書するか、みたいな暮らしをしておりました。萌活動をするために働いていたと言っても過言ではないでしょう。この数年で何人もの友人知人が結婚しましたが、割と他人事な気分で眺めておりました。

で、なんかスイッチが入って婚活しよーって思ったのが去年の秋くらい。ちょっと砂漠でぱーっと遊んできて帰国したくらいのタイミングでした。

BL漫画感想, オヤジ

けむにまかれて (フルールコミックス)
市ヶ谷茅
KADOKAWA/メディアファクトリー

ボーイズラブコミック・レビュー


オヤジっつかもうおじいちゃん、みたいなビジュアルのインテリメガネ小説家ですよ。
煙草の煙を燻らせながらの流し目、凄まじい色気ですね!
畳の部屋とセピアがかった画面が素敵すぎました。
どう考えても後ろで正座してる若者わんこが掌で転がされてますね。
これねー、表紙見て、おっとどっちが攻だ???
ってなったんですが、皆さんどっちだと思いましたか?

さて、もう表紙から名作BLの気配が漂っております。
これがデビュー作っていうんですから、ボーイズラブ業界もまだまだ捨てたもんじゃないと思えます。
他のBL作品も読んでみたいです。

以下ネタバレ妄想注意!

主従

ボーイズラブ・レビュー

出ましたね、3冊目!
青の誘惑碧の王子 に続くシリーズ続刊です。
ボーイズラブの長めのシリーズが最近減ってきているので、Prince of Silvaシリーズは毎度楽しみにしています。
だいたい、1冊完結か、多くても2、3冊ってパターンが多いからなあ。
私は長編シリーズ大好物なので、連作短編じゃない1つのカップルの話が何冊も続くとそれだけでテンションあがります。
BL系の版元さんは前みたいにご長寿シリーズ出してくれて良いのよ……

さてジャングルの野生児から一国を牛耳る一族の跡取りになってしまった少年のお話、どんどん進んできましたよ!

以下ネタバレ妄想注意!