ハイスペックな彼の矜持と恋(夕映 月子)

2019年10月9日

ボーイズラブ・レビュー

あけましてしばらくたちました……おめでとうございます。
昨年末から体調を崩したりバタバタしておりました……。
毎年今年こそはと思っており、今年もちゃんと復活したいとは思っているのです。
(今年はここ以外でも露出の機会がありそうなので、それに合わせてこちらも稼働できたらと考えております。
またお知らせできる時期になったらお知らせさせてくださいませ~)

そして、本当にものすごくいまさらですが、
このBLがやばい! 2018年度版 (Next BOOKS)
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と、
このマンガがすごい! 2018
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でランキング選者として参加させていただいております。
このBLがやばい! では本誌の中もちょこちょこっと書かせていただきました。

さて、年末年始は夕映さんの新刊と岩本さんの発情シリーズ新刊でBL読書はじめとなりました。発情シリーズは次で話がひと段落なのでまず衝撃の夕映さんの新刊から。

なにが衝撃かって、なんとなく表紙の雰囲気で分かるかもしれないんですが、このBL、カップルの受攻どっちも攻なんですよね……。
何いってんのかわかんねーと思われるかもしれませんが、なんというか、

攻×攻

なんですよ。
受の方も攻出身のバリバリの男らしい男なんですよ。
受として生まれてきた感じじゃないというか。
久々に(ちょっと違う方向から)「こいつにだから抱かれるんだ」的なロマンを感じた作品なのです。

以下ネタバレ妄想注意!

紹介文です。

外資系リサーチ&コンサルティングファームの調査員兼分析官の槇は、その界隈では「初めてはマキくんで」と言われるほど紳士的なタチ。しかし三十路を前に、一度誰かに抱かれてみたい、完璧なタチの自分をぶち壊してほしい、という願望が芽生えてしまう。偶発的に及んだ超肉食系エリートビジネスマン・タカシとのお試し行為は、槇の想像を超える快楽で…。「男」の自分は死んだ―そう自覚した槇はタカシごと自分の性指向を封印するが…。

攻出身の受……。
抱かれてみたいと思ったものの、自分の納得するような男じゃないと身体を任せる気になれないという槇。
おいおいめんどくせー男だな! と思ってたら、ちゃんと相手が現れましたね。
超攻様っぽいエリート臭漂う男が。
しょっぱな、行きずりで一回だけのつもりでホテルに行って、受の立場を楽しんだ槇ですが、もちろんここで話は終わりません。二度と会わないと思っていたというのに、まさかの職場で再会。これ自分だったらと思うとマジで穴掘って埋まりたいシチュエーションですよ。出社拒否になりそう。

強制的に行きずりでさよならコースが選択肢から消えてしまい、しかし身体的にはとても良くて、一度は受け入れたもののやっぱり抱かれるのは……と悩みまくり、今まで自分に首ったけだった可愛い男たちも、超攻様・タカシになびいてしまうという現実にちょっと落ち込んでみたり、開き直るまでになかなか時間がかかります。

そんな中でも身体の関係は続き、この、気持ちは付いていかないのに身体はは正直だな的な流れがとても好みですね……愛がなくても身体は快楽に素直に反応するというこの感じ。
最終的には自分の気持ちごと相手に向いていき、この関係を受け入れるんですが、名言がね……

尻で抱く

って……この人……最高かよ……。
受なのにメンタルはやっぱり半分攻だったよ槇くん。

ちなみにお仕事面もなかなか楽しくて、改めてワーキングボーイズラブ素敵! ってなってました。
コンサルって分析&分析&プレゼンなイメージなんですが、槇は取っても優秀な調査員兼分析官なんですよね。
顧客の表にはあまり出ないけど下支えとしてのプライドは山のように高いという。
公私ともに良いパートナーに恵まれておめでとうございます。

攻なのに受……でも攻な槇が可愛かったです。
いいカップルでした!